名称
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詳細
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No Ruz / Nowrooz
春分の日
WHERE: イラン人のコミュニティのみ
WHAT: 元旦のお祝い
GIFT: ギフト交換あり
FOOD: 特別な料理あり |
イラン人が祝う元旦で、『命を与えられた喜びを祝うイベント』とされ、毎年春分の日がその日。イラン周辺地域では紀元前3000年前から続いている特別な日で、1400年前のイスラム教の到来以前から存在するゾロアストリア教に深く根づいているもの。昔は21日間お祝いが続けられたそうですが、現在では19日間。家族や親戚などを訪問し、特別な料理を食べ、プレゼントを交換します。一般的に、7人の創造主を表す穀物や卵、ハーブをテーブルの上に置くこと。また、金魚の入った水槽を飾る習慣もある。
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Chinese New Year
2001年 1月24-26日
2002年 2月12-14日
2003年 2月1-3日
2004年 1月22-24日
2005年 2月9-11日
2006年 1月29-31日
2007年 1月18-20日
WHERE: アジア諸国を中心に世界各地
WHAT: 元旦のお祝い
GIFT: お年玉あり
FOOD: 特別な料理あり |
日本を除くアジア諸国では一年の最大のイベントとされる旧正月。この日ばかりは年中無休と言われる中華料理店でも休業にするところもありますが、旧正月の特別料理を出すところもあり、年々商業化しているようです。また、あちこちに移民している家族と一緒に過ごそうと、アジア諸国に帰って行く人や、または移住先を訪れる人などで、この時期のアジア往復の飛行機は殆ど満席。お土産には卵の入った月餅などがあります。伝統的には、家中を掃除し、赤色と金色を使って飾り付けを行い、特別な料理を作ります。当日は、祖先に供物を供え、一家団欒、親戚訪問を行い、お互いに『恭喜發財』 (コンへイファッチョイ)、『恭喜、恭喜』 (コンへイ、コンヘイ) と言いあいます。結婚した人は子供達にお年玉をあげますが、金額は日本のお年玉に比べると非常に少なく、10ドルぐらいから。 |
Valentine's Day
バレンタインズ・デー
2月14日
WHERE: 全国
WHAT: カップル同士がプレゼント交換
GIFT: ギフト交換あり
FOOD: カップルがロマンチック・ディナーを食べる
CARD: カード交換あり
挨拶: HAPPY VALENTINE'S DAY |
ローマ帝国時代にローマの神と女神の女王であるジュノを崇める日として始まったバレンタイン・デー。現在では商業イベントとして、カップルの間でディナーを食べ、プレゼント交換を行うという傾向が見られます。プレゼントの内容はチョコレートや花、貴金属などさまざま。夫婦が子供を置いて二人だけのロマンチックディナーに出かけることも普通です。 |
Easter
イースター
春分の日のすぐ後の満月に一番近い日曜
WHERE: クリスチャンの間だけ
WHAT: キリストの復活のお祝い
GIFT: 色つき卵、ウサギ関連、チョコ
FOOD: 特別な料理あり
CARD: カード交換あり |
イースター。クリスチャンの間で行われるキリストの復活を祝う日。ヨーロッパではPaschと呼ばれることもありますが、もともとはユダヤ人が祝うPassoverが主体となっています。西側の教会では春分の日のすぐ後の満月に一番近い日曜に祝いますが、キリスト教が生まれた周辺地域では、Passoverと同時期に祝います。また、多産・豊かさのシンボルであるウサギと、春の太陽の光を表す明るい色づけをした卵を、「卵転がし競争」や、ギフトとして交換するという伝統があります。 |
3月17日
St. Patrick's Day
FOOD: アイルランドの特別料理
CARD: 交換する人もいる
MAIL: 政府機関・銀行・郵便は休み
GIFT: なし
挨拶: 特になし
セール: 各地で新年セールあり |
St. Patrickとは、390年頃、ローマン・ブリテンに生まれた人の名前。幼い時に誘拐され、奴隷としてアイルランドに売られましたが、その6年後に脱走。その後、宣教師としてアイルランドに戻り、三つ葉のシャムロック(クローバーの一種)を使って、キリストの三位一体(Trinity)を説明したといわれています。その為、この日にはこの葉や緑の物を体につけたりする習慣になっています。また、もしこの日に四つ葉のクローバーを見つけると、幸運が倍増するとも考えられています。
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Passover
パスオーバー
WHERE: ユダヤ人の間だけ
WHAT: 奴隷制度からの解放のお祝い
GIFT:なし
FOOD: 特別な料理あり
CARD: なし
※パスオーバー中はイーストを使った食べ物は家の中に置いていても食べてもいけないことになっています。その代わり、matzohsと呼ばれるイースト無しのクラッカーを食べます。このパスオーバーでは、最初の2日間が最も大切。特別な食器が使われます。食べるものは、Haroseth(ウォールナッツ、ワイン、シナモン、リンゴをみじん切りにして混ぜたもの)、Parsley(塩水につけたパセリ)、Roasted egg(ローストした卵)、Shank Bone(肉を食べてその骨を置く)、Horseradish(西洋わさび)のみ。 |
パスオーバー。ヘブライ語ではPesachといわれます。ラムセス2世時代にエジプトの奴隷制から解放されたイスラエル(ユダヤ人奴隷)の喜びを、8日間をかけて祝います。今から約3,000年前、神の導きを得てエジプトに渡ったモーゼが、エジプト政府に奴隷解放を求めます。しかし、時のファラオ、ラムセス2世はこれをあえなく却下。怒った神は、羊の血で印をつけた家は通り過ぎるが(Pass Over)、その他には10の罰を与えると警告すると警告しました。そこでファラオはしぶしぶ解放を約束しましたが、ファラオの心変わりを恐れたユダヤ人達は間髪入れず逃亡を開始。途中、あわてて持ち出した生のパン生地を灼熱の砂漠で焼いてmatzohsと呼ばれるクラッカーにして食べたそうですが、これがPassoverにはパンの代わりにmatzohsを食べる伝統のもととなりました。一旦、解放を約束したエジプト政府ですが、やはり軍隊を送ってユダヤ人達を紅海まで追い詰めました。万事休す!しかし、この時奇跡が起こり、海が二つに分かれ、奴隷達は無事に向こう岸へ渡ることができました。一方、追いかけて海へ入ったエジプト軍は、海に飲み込まれてしまいました。 |
Cinco De Mayo
シンコ・デ・マヨ
5月5日
WHERE: メキシコ人、メキシコ系移民
WHAT: フランスに勝利したことのお祝い
GIFT:なし
FOOD: 特別な料理あり
CARD: なし |
1862年にプエブラの戦いでメキシコがフランスに勝利したことを記念したもの。もともとはプエブラ市周辺だけで祝われていたものですが、今ではメキシコの他の都市や世界各地のメキシカン・コミュニティで祝われています。特に、アメリカとメキシコの国境周辺や、カリフォルニア州、テキサス州などのメキシコ人人口が多いところではメジャーな観光イベントの1つとなっています。ここロスアンゼルスでもメキシコ人街のオルベラ・ストリートでは毎年盛大なお祭りが行われます。 |
Mother's Day
5月の第2日曜日
FOOD: 特別な料理はない
CARD: 母親にカードを贈る
GIFT: あり
挨拶: HAPPY MOTHER'S DAY!
セール: 各地でセールあり |
いわゆる『母の日』。『母の日』のルーツは、古代ギリシャの神々の母であるレアを崇めたところから来ていると言われています。アメリカで『母の日』が始められたのは1872年。現在では母親がリラックスした1日を送れるような趣向を凝らすようになりました。一般的には、母親の好きな朝食をベッドまで持っていき、プレゼントやカードを渡します。そして父親と子供が一緒に夕食を作るか、家族で外食するようになっています。アメリカのレストランが一番忙しい日。 |
Father's Day
6月の第3日曜日
FOOD: 特別な料理はない
CARD: 父親にカードを贈る
GIFT: あり
挨拶: HAPPY FATHER'S DAY!
セール: 各地でセールあり |
いわゆる『父の日』。1924年、当時の大統領によって認可されました。父の日の花は赤いバラ。現在では父の日セールなどが行われ、ますます商業化しています。ラジオやテレビでは「お父さんにすばらしいハンバーガーを作りましょう」などという料理番組があったりします。ハンバーガーというところが、とてもアメリカ的ですね。 |
Halloween
10月31日
FOOD: 特別な料理はない
CARD: 得に交換しない
GIFT: コスチュームを着た子供が近所の家に、“Trick or treat”とやってくる。たいていの場合、“Treat”と言って、お菓子をあげる。
挨拶: 特にないが、HAPPY HALLOWEEN と言い合うこともある。
セール: コスチュームやお菓子のセールあり
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ハロウィーン。これは、ケルト族の『Samhain』と呼ばれるフェスティバルに由来しています。ケルト族の暦で元旦は11月1日。生から死への移り変わりを意味する『Samhain』の前には、長い冬を越すために、穀物は収穫され、家畜は料理され、そして当日は聖なるオークの大木で焚火をし、穀物や動物、そして時には人間を生け贄にしたということです。また、この時期には生と死の境界が薄くなると考えられたことから、生の世界にやってくる死霊の為に食べ物を屋外に置いていました。現在の“Trick Or Treat”は、これに由来しているそうです。また、生の世界にやってくる悪霊をよせつけないよう、カブに顔を彫り込んで蝋燭をつけ、コスチュームを着るようになりました。後に、ローマにおける死者の為のフェスティバル 『Feralia』 がこれと合体、ケルト族がキリスト教に改宗されていった後も、このフェスティバルは続けられていきました。アメリカでハロウィーンが祝われるようになったのは、1900年代に入ってからのこと。アイルランドやスコットランドの移民が持ち込んだものと考えられていますが、現代のハロウィーンのシンボルとなったパンプキンが、カブの代わりに使われるようになったのもこの頃です。 |
New Year's Eve
12月31日
FOOD: 特別な料理はない
CARD:なし
GIFT: なし
挨拶: 新年を迎える前はHave a happy new year、新年を迎えたらHappy New Year
セール: 新年セールがあちこちであります |
新年の前日ですが、会社や小売店は営業しているところが多く、別の意味でせわしない日です。しかし、夕方や夜には、各地でパーティーやイベントが行われ、新年へのカウントダウンをし、新年を迎えた後はテーマ曲『蛍の光』が流れます。ロスアンゼルスでもディズニーランドやサンタモニカでは花火を使ったカウントダウンが行われ、毎年大変な人出になります。 |