こうした労働環境を考えるとやはりチップはせめて相場分位は出してあげたいものです。しかしこんな不愉快なサービスに対しては出したくないと思える場面に遭遇することもあるかも知れません。そんな時は相場より低めの金額にする事で多少の溜飲を下げましょう。どうしてもびた一文も払いたくない場合は、これこれこう言う不愉快なサービスだったのでチップを支払う事が出来ないとちゃんと本人に告げて支払うのをやめましょう。

　でも日本人は言葉の問題もありなかなか本人に向かってこうは言えないものです。実はアメリカ人でもこう言う人はめったにいません。くやしい思いをしながらも少なめのチップをしぶしぶ出しているようです。

　では具体的に旅行者としてチップが必要なサービス又その金額の相場について述べてまいります。ただ金額の相場は場所（都市）によって異なります。おしなべて言うと大都会は高く田舎は低いのが一般的ですがリゾート地は大都会並となります。やはり最大の大都会ニューヨークが相場的に一番高いようです。kousyu.net

空港でのポーター：
荷物1個につき$1．5〜$2．0位。ご自分で運べば不要です。
タクシーの運転手：
メーターに表示された料金の15%から20%位。
公共のシャトルバスの運転手：
$5プラス荷物1個につき$1．5〜$2．0位
ホテルのポーター：
荷物1個につき$1．5〜$2．0位。ご自分で運べば不要ですが、ホテルによってはポーター使用を義務づけられます。
ホテルの部屋清掃係（メイド）：
一晩1ベッドについて$1位。
レストラン：
料金の15%から20%位。セルフサービスは不要です。

　旅行会社のツアーに参加の場合はほとんどのチップは料金に含まれておりますので、支払う必要のあるのは恐らく枕銭と呼ばれるホテルの部屋掃除係りのメイドへのチップでしょう。レストランでは必要ですが、ミールクーポンには含まれているので不要。ただし含まれていない飲み物には別途のチップが必要となります。