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ベニス・サンタモニカ地区

ベニスビーチ桟橋(Venice Beach Pier)

　非常に厳格で几帳面な上に、自分の価値観をハッキリと持った男が、ある日突

然、渋滞する道路に車を乗り捨てると歩きはじめた。別れた妻の元にいる幼い娘に電話をするために、両替してもらおうと入ったコンビニエンス・ストア。そこで邪険にされたことから、彼の怒りは爆発。些細な出来事は、やがて市民を震え上がらせる事件に発展していく。ラストシーンはこの桟橋で撃たれた男が転落。マイケル・ダグラスが演じた「フォーリング・ダウン」に登場。

ベニスビーチ・ボードウォーク(Venice Beach Boardwalk)

ベニスビーチのイメージの象徴である伝説的なロック・グループ、ドアーズのジム・モリソン。そのボーカリストであるジム・モリソンの半生をＯ・ストーン監督が綴った伝記映画「ドアーズ」。互いに心に傷を持ち、愛することに臆病になった二人の男女が繰り広げる恋模様を描いたファンタスティック・ラブ・ロマンス「ＬＡストーリー」。バスケットで賭け生活をしている黒人の生活を描いた今やスポーツ映画の大御所監督となったＲ・シェルトンの痛快作「ハードプレイ」。これらの映画に登場したこの場所は今も映画のイメージそのまま。

スピードの舞台となった交差点(The Firehouse at Main Street)

このメイン通りで、最も目立つ建物それがこのバレリーナ何故か可愛らしいバレリーナの胴体にひげジョリジョリのおじさんの顔が付いている。映画「スピード」ではほんの数秒登場します。その後このカフェ（右写真）でキアヌ・リーブス

が顔見知りであるバスの運転手と軽く挨拶を交わすが、その後その運転手がバスに乗り込みエンジンをかけるといきなり爆発。Ｋ.リーブスはすぐさま追いかけて行くがこと既に遅し。そこへ犯人デニス・ホッパーからの電話がこのBOX（左写真）に掛かってくる。この公衆電話は最近取り除かれてしまいました。

ゴールド・ジム(Gold's Gym)&シュワッツィー(Schatzi)

二度に渡るボディビルダー世界チャンピオンから映画スターへと変身を遂げ、今やカリフォルニア州知事、あのアーノルド・シュワルツネッガーが無名時代トレーニングを積んでいたのがこのジムだそうです。彼のデビュー作「バンピング・アイロン」の舞台にも使われた。いつも身体を鍛えるマッチョな男女でいっぱいである。マエ・ウエストが、ミスター・アメリカのコンテスト受賞者

を発表した場所でもあります。ここからほんの数ブロック離れたところには、アーノルド・シュワルツネッガーが妻のニュース・キャスターであるマリア・シュライバーと共に経営するレストラン「シュワッツィー」（写真右）がありました。彼の母方の祖国オーストリア風のアメリカ料理でで、オーナーであるＡ.シュワルツネッガーもよく朝食を取りに来たものだそうです。残念ながら今彼は州都サクラメント住まいからなのでしょうか、この店は閉めてしまいました。

▲ＴＯＰ

サンタモニカ・プレース(Santa Monica Place)

　映画「プリティ・ウーマン」では優しい紳士を演じるリチャード・ギアであるが、１９９０年の映画「インターナルフェア」では善人顔した悪役を演じている。その悪と戦うのが映画「アンタッチャブル」のアンディ・ガルシア。その映画のため

にここのパーキング場の屋上に警察署が建てられ、エレベーターの中でＡ..ガルシアがＲ.ギアに殴り倒されるシーンが撮られている。又、アーノルド・シュワルツネッガーの「ターミネーター２」では２人のターミネーター同士の戦いが繰り広げられる場面がしばしばあるが、ここのモール内の裏通りで未来から来たターミネーターから狙われている少年をＡ.シュワルツネッガーが助け出すシーンもありました。（迫力の窓を突き破るシーンはここではなくノースリッジのモールで撮影）もうお気づきの人も多いと思いますが、撮影現場、レストラン、学校、その他にメインストリート沿いに借りている倉庫などここサンタモニカはＡ.シュワルツネッガーにちなんだ場所がやたらと多い。どうもシュワちゃんはサンタ・モニカが好きらしい。無名時代を隣の街ベニスビーチのジムでトレーニングで過ごした郷愁なのだろうか。

サンタモニカ桟橋(Santa Monica Pier)

　いかにも「海の街サンタモニカだ」と言っているかの様に立っているピアーゲートをくぐると、これが本当に数多くの映画のシーンに使われた

のだろうかと思わせるほど特別な華やかさは感じられない平日だが、週末になると桟橋上は家族連れやカップル達で賑わいをみせます。その賑わいを見込んで大道芸人やお土産屋さらには刺青屋

までが店を並べます。「フォレスト・ガンプ」で、主人公フォレストがアメリカを横断して走るシーンで0.5秒ほど顔を覗かせているのがこのゲートです。サンドラ・ブルックスが主演の映画「ＮＥＴ」では、

彼女が犯人に追いかけられるシーンに使われて、さぞかし大きな遊園地でもあるかのように撮影されているが、実はＳ.スピルバーグの映画「１９４１」に使われた観覧車と映画「スティング」でポールニューマンが働いていた室内メーリーゴーランドと86年の台風で流された木造のジェットコースターが鋼鉄製に生まれ変わったのと、観覧車くらいしかない小さなものだ。でも彼女にこんな話を聞かせながらビーチを歩いたらきっとロマンチックなムードに陥ることでしょう。