日本のサービスは(日本人に取って)素晴らしい。
日本における接客業の従業員のマナーは世界的に見て大変素晴しく、皆さんはそれをごく当たり前と感じサービスを受けているのです。特に航空会社、一流ホテルなどは非の打ち所がありません。ところが目を世界に転じるとこれがそうでもない国々が多いのが実情です。恐らく皆さんもこの事はご存知であろうかと思いますが、でもアメリカは大丈夫と思っていませんでしたか。たしかにアメリカはサービスの意識は世界的に見て高く、決して悪いものではありません。アメリカのサービスが日本よりも低いとは言いませんが、それでも日本の皆さんにとって十分満足出来るとは限らないのです。
アメリカの空港でカウンターの係員に何か尋ねた時 「I don't know」と言われむっとした経験を持つ方は結構多い筈です。一流のホテルに泊まってフロントデスクでものを尋ねても同じ様なことは起こります。何故サービスを誇る航空会社係員が、一流ホテル従業員がお客にとっては不快な「I don't know」と言った言葉を使うのかに付いては長くなりますので此処では触れませんが、日本の皆さんにとって決してアメリカはサービスが良くないと感じる環境があるのです。反面日本では見られない人なつっこい笑顔で素晴らしいサービスをしてくれる場面も多々あります。
よく郷に入れば郷に従えと言われますがまさにアメリカにおいても同じ事が言えます。ただ日本人にとってアメリカは最も親しい国で、ありとあらゆる情報が入手可能です。それ故そこからのイメージで誤解し、本当は違うのにアメリカはこうだと思い込んでしまっている事がけっこうあります。我々はこうした日本の皆さんの誤解から起こるトラブルを経験上多く知っております。ここではアメリカを訪れた旅行者が、事前にこれを知っていればもっと楽しめた、あるいはトラブルに巻き込まれなかったと言った役立ち情報をお届け致します。
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